千葉競輪(千葉市)の廃止が決定的になったことが22日、スポーツ報知の取材で分かった。
競輪の監督官庁である経済産業省の幹部が、「競輪廃止の方向性が決まった」と明らかにした。
また施行者である同市の幹部職員も「存廃の議論はあるが、現状を考えると存続は難しい」と語った。
市議への説明も近く行われる。今後は3年間の猶予期間を設け、売り上げの推移を見ながらも、
廃止を前提とした跡地利用などが検討される。来週にも正式発表される見通し。

 千葉競輪は1949年に始まり、戦後復興の象徴として繁栄。滝沢正光(現・日本競輪学校校長)らの
トップスターが在籍し、東日本屈指の人気競輪場だった。売り上げのピークは95年度の652億313万8000円。
しかし、それ以降は年々売り上げが減少。2013年度は122億1842万8000円まで落ち込んだ。
入場人員は7万8698人にとどまり、12年度の8万8740人を大きく下回った。

 廃止になれば01年以降では8場目。昨年3月31日には、愛知県一宮競輪場が閉鎖されたばかり。
千葉県内の公営競技では、来年3月31日での船橋オートレースの廃止が決定している。

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6146962