ネット右翼の世界は監視がありません。掲示板の中は馴れ合いで、「○○は朝鮮人だ」などと、勝手な発言が飛び交っています。
競争のない閉鎖的な集団や組織からは、常に極論が発生します。
第三者からの監視や監査のない集団に取り込まれた人々は、もともと常識人であっても、強烈な同調圧力によって極論を正論と思い込んでしまうのです。

彼らは自分たちがマイノリティであることは認識していますが、最初は「私たちだけが真実を知っている」と確信しています。
そして、なぜ周囲はわかってくれないのかと思って活動し主張するのですが、
そのうち「もしかしたら私が間違っているのではないか」と感じ始めます。しかし、間違いを認めると、自分たちのアイデンティティが崩壊してしまうので、周囲と連帯するのです。
心の中に「自分がおかしいのではないか」とやましさがあるので、仲間を求め、
仲間からの承認で安心することができます。本当に正しいならば、連帯を求めることはしないでしょう。
やましさがあるので、彼らは第三者からの監査を異常に嫌います。