戒名だけをとればたしかにその程度のもの。

しかしその裏には、「葬式請負業」としての仏教寺院と、その寺院が抱える門徒の
数の問題がある。つまり、「需要と供給」の関係で、需要の方が圧倒的に多いという背景がある。
都市部においてはさらに、墓地を確保しにくく、その価格がヘタをすると家が買るほどにも
なるという裏事情も加わる。菩提寺に属していれば納骨堂が使える。その対価と葬式の手数料が
戒名料という名前で徴収されているとも言える。

だが、その図式が成り立つには、「葬式ではお経を上げてもらうのが当然」という
思いこみがある必要がある。ドケチなら、そんな意味のない思いこみは簡単に
除去できると思うが。