新型タントかなり本気

「見た目は一緒でも中身は一新」しているというエンジンは、燃焼効率を高めるために、日本で初めて2回点火を行なうマルチスパークを採用。
ダイハツならではの新しい技術として、ガソリンを霧状化する「スワール噴霧」や高タンブルデュアルポート化で燃焼効率を飛躍的に高め、
60km/h定常走行時で約12%、100km/h定常走行時で約19%の燃費向上に寄与した。
さらに、全域でトルクを分厚くすることで、ターボ車における40km/h〜80km/hの中間加速タイムを約1秒、従来比で13%短縮。ターボでも軽トップレベルとなる中間加速帯の向上を図り、
排出ガスについても世界トップのクリーンさという「よくできた優等生のようなエンジン」ができたという。

トランスミッションは、これまでと同じダイハツ製のCVTとなるが、世界初の「パワースプリット技術」を採用した「D-CVT(デュアルモードCVT)」に進化。
発進時はベルト駆動を行ない、40km/hを超えて高速域に入ると伝達効率の高いギヤ駆動が加わることで、
より高速側はギヤ比を高く、ロー側はベルトを使って低く、変速比幅を広げることができるという。
この結果、燃費の向上とともに、低いエンジン回転数で走行できることによる静粛性、さらには加速感の向上などが可能となった。
全車速追従ACC、レーンキープ、その他
これらはすべて新しく構築した“DNGA独自の制御ロジック”で、すでに車両に採用されているセンサーやカメラを活用した機能となるため、良品を廉価で提供可能にしているという。