車に依存する田舎では、車によるヒエラルキーが厳しい
軽しか持てない家に生まれ育った田舎者の中には、軽に対して激しいコンプレックスを持つ者が多い
そんな貧困田舎暮らしにうんざりし、都市部に出て来る者は後を絶たない
しかし都市部に出て来たは良いが、田舎者にあてがわれる仕事なんて金にはならないお粗末な物ばかり
車なんて持つ余裕は無く、普段の移動は専ら電車かチャリ
そんな暮らしに鬱憤が溜まった彼は、都市部で生まれ育ちその融通性から軽を選ぶ人間に激しく嫉妬する
ただでさえ日々都市部の人間の容姿や言葉遣いやファッションセンスと己の田舎臭いそれを比べてコンプレックスに苛まれてるのに、金でも車でも負けている
こんな事なら何のために都市部に出て来たんだろ?という激しい後悔が、彼を苛む
しかし貧困家庭に生んだ親に恨みつらみや罵声をぶつけ啖呵を切って出て来た手前、田舎に帰る事も出来ない
やるせなくなった彼は、ハッとした
”そうか、5chが有る。都市部の軽乗り共に、俺のこの積もり積もった鬱憤をみんな叩きつけてやる”
こうして”彼”は誕生した
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