最重要:【「いやいや、そんなら派遣じゃなく普通の仕事探そうぜ」 】
あんた、いつの間に
http://www.akatsuki-novels.com/stories/view/48049/novel_id~2906

「俺も格闘技を覚えたいんだよね、やってみようかな」
「うーん、大人になってからだと町道場や区民体育館とかの一般開放はつらいよ」
「そうなの?」
「まず町道場は子供がメインだし、区民体育館とかの一般開放は有段者以上が行くところだからね」
「え、そうなの?」
「そりゃ大人の初心者がまったく皆無って事は無いけど、たとえばヨッシーだと近いのは港区とか大田区でしょ」
「港区は地域的に猛者ばかりだし、大田区は少林寺拳法と極真会館の縄張りで柔道場は少ないんだよね」
「へ〜、そうなんだ」
「あとは少し足を伸ばして品川区かな、本当は学校講道館が通えるならベストなんだけど」
「学校講道館て何?」
「文京区にある講道館ていう柔道の本部があるんだけど、そこでやってる初心者柔道教室」
「ただし、やってる時間帯が1730-1900」
「うぇ、無理じゃん」
「でしょ、でも通えるならここが最高なんだ」
「生徒全員が同じレベルからのスタートだし、指導員もメジャーな人が多い」
「いいな、それ」
「ただし、初段とるまでに週3回通って2年くらいはかかるよ」
「普通はどれくらいなの」
「学校の部活なんかだと半年くらいで取れちゃう、まあ学校講道館の初段は町道場の2段〜3段の強さだけどね」
「なんだそれw」
「やっぱり本部だから他道場の有象無象には絶対に負けないくらいの実力が無いと卒業させないんだ」
「いいな、そこ行きたいな」
「まさか仕事辞める?」
「う〜ん、他の現場で17:00くらいに終わるところに移れるなら」
「ぶっちゃけN社の倉庫にもう2年位いるからそろそろ違う派遣したいし」
「いやいや、そんなら派遣じゃなく普通の仕事探そうぜ」
「あはははは」