目指せ、全生徒黒帯 沖尚中高、空手必修に
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沖縄尚学高校・同付属中学校(名城政次郎校長)は、沖縄伝統の空手を通じた人材育成を目指し、
沖縄空手を週1回の必修授業としてスタートさせることになった。授業は、県空手道連盟(比知屋義夫会長)の各流派から
選ばれた講師が担当、在学中に全生徒が「黒帯」取得を目標とする。4日午後、名城校長と比知屋会長が指導について協定を締結した。

協定では、伝統文化の継承や心身の鍛錬を空手の教育的意義として掲げた。空手道場に通う子どもは小学校卒業と同時にやめる場合も多いことから、
中高で授業として習得することで「伝統文化の継承にもつながる」と連盟側も歓迎している。
授業は中学校は9月、高校は来年度から実施する。週3回ある体育の授業のうち1回を充て、まず基礎を数カ月かけて習得。
その後、選んだ流派ごとに分かれてさらに“技”を磨き、毎年2回の昇級・昇段試験に臨む。
体育館で行われた協定締結式には中学校の全生徒が参加。中、高のPTA会長も激励の言葉をかけた。講師4人の演武もあった。
名城校長は「心の教育や礼節を知る上でも空手は必要。礼に始まり、礼に終わることをわきまえ、模範的な生徒になってほしい」と激励。
比知屋会長は「段位の取得は簡単ではないが、焦らず、まじめに取り組めば必ずできる」とあいさつした。