79:根本的な部分 :2006/02/19(日) 03:03:15 ID:A9qF0VBZO [sage] >>1>>14の根本的な勘違い

【勘違い一】
剣道=防具竹刀を使った剣術を指すと思いこんでいる。
(以下、分かりやすく、防具竹刀を用いる剣術を「竹刀剣術」と表記する)

[正しくは]
@本来、竹刀剣術は、あくまで剣術の“稽古方法の一つ”に過ぎない。
(古流に比べて、今の剣道は余り型を行わない為、「剣道=竹刀剣術」という誤解が定着している)

A江戸中期、一刀流の中西子武が竹刀・防具を考案した際、1と同じ批判が立ったが、子武はあくまで“稽古方法の一つ”として用いたのであって、組太刀(型)は廃していない。

B幕末の大剣道家・山岡鉄舟は
「体を練り業を励みて、十分に撃刺する利あればなり」
と竹刀剣術の利点を上げているが、

「(素面木刀の時に)面小手試合の如くする時は、必ず傷を被ることあり」
と竹刀剣術のスタイルで、木刀や真剣の勝負を行えば怪我をすると戒めている。
(故に鉄舟は、型を三年学んだ者にしか、竹刀剣術の稽古は許可しなかった)

Cあくまで竹刀剣術は、
「打突時の手の内の稽古」
「心身の鍛練」
「型の技試し」
等、型では修得が難しい部分を補う為のもの。
元々、実戦性はさほど考慮されていない。
(「必ずしも竹刀剣術=実戦と思うな」は昔からある戒め)


ここ読むと剣道に袈裟切りがない理由がよく分かる。

(p)ttp://www.hakudoh.com/script/press110/index.html