そもそも忍びって、忍んでこそだから、一番目立たない侍の仕事だったんじゃないの?

俺の御先祖様の場合はこれまた目立たない百姓で忍んだ忍びだったわけだし。
状況証拠を知っているのは任務を知らない妻のみって言う忍びよう。
俺だからその覚醒一子相伝の言い伝えを訊いて「それ忍び!」って気づいただけで。

だってさ、「剣術をやるからには侍。侍たるべし!かくあれ!」
っていう心得がそのまんま忍びにも使えるものばかりなんだもの。
そういう無粋な指摘はしないけれど。