第二次世界大戦、アメリカ軍はショットガンを「限定的に」使用していました。
それは、対ドイツ軍との戦闘、つまり、ヨーロッパ戦線においては、「残酷」であるとの理由で
使用されませんでした。当時、それは、特に条約で定められたことではなく、
同じ白人に残酷なショットガンという平気を使用することに抵抗があって、
ショットガンの使用を自粛したと言われています。

 第一次世界大戦では使用されていましたが、その際、ショットガンによって
与えられる傷害があまりにも残酷であったので、同大戦後、ヨーロッパ戦線で
ショットガンを使用することは、世論が許さなかったのです。
 一方、対日本軍の戦闘、つまり太平洋戦線ではアメリカ軍はショットガンを使用していました。
有色人種に対してはためらい無くショットガンを使用することができたのです。

現在は、ハーグ陸戦条約によってショットガンの使用が制限されていますが、日本の海上保安庁は、
レミントン社製のショットガンを使用していますし、外国の警察では対暴徒鎮圧用にショットガンを使用しています。
現在の軍隊がショットガンをそれほど使用していないのは、昔みたいに
塹壕戦や至近距離の白兵戦が減少し、その結果、ショットガンにスポットライトが
当たっていませんが、各国軍隊は少数ではありますが、ショットガンを保有していると思います。