【槍となぎなたの歴史】

鎌倉時代まで)
合戦は「一騎打ち」が中心。それぞれが大声で名乗って戦い、
他の者は手出しせずに見守っていたのどかな時代で、なぎなたが
活躍しました。

戦国時代)
過酷な戦いで「人数で勝負」の集団戦が中心になりました。
農民を足軽として徴兵して槍部隊を組織するようになり、なぎなた
は廃れました。

江戸時代)
戦争がなくなり、槍部隊が戦うことは無くなりました。
「武士は武術の達人」という建前から稽古に励むものは多く、槍術
も一対一で戦うような形が今に伝えられています。
なぎなたは「武家の女子に必須のもの」として盛んになりました。
武士の家では、教育ママが息子に剣の稽古をつける際になぎなたを
用いました。