槍が優位な理由は、突きにあるのさ。
刃筋を選ばないからね。
薙刀は、切るに向いてるけど、突くのには向かない
おまけに鎧を着て振り回すのは、ちょっとしんどい。
そうすると突き主体の武器が必要となるのさ。
槍の基本は、上から振り下ろして叩きつける。そして突く。
だから槍は戦場でどんどん長大になったのさ。
届かない距離から槍が倒れてきて、受け止めたら、間から突きがくる。突きが来たら、また槍が叩きつけに来る。
防御すれば(槍を受け止める、掴む)、足が止まって、突きを食らう。まさにじり貧状態

○↑○↑○↑○   ○は叩きつける役 ↑は、突きの役
短い槍を持っている部隊は、勝負にならないのでどんどん下がる。この時に両側を挟まれると
逃げ場を失うので被害が甚大になる。

秀吉がより長い槍を持たせれば、槍の訓練など不必要といった伝説は、こういう理屈なのだ。
短く優秀な槍の遣い手も届かない距離からの槍衾には、歯が立たないのです。