でもさすがに、渋川みたいにトップ格闘家相手に試合して勝てたとは板垣も思ってないよ。
「達人は保護されている!」という有名な台詞は、板垣自身の疑問でもあったと思う。
達人が試合で戦ってるところを見たい、見られないなら俺が描いてやる。
という願望が渋川剛気というキャラになったんだろう。
最後の「強すぎるぞ達人〜!」という台詞には、かなり願望がつまってるように読めた。
そして、そのキャラを投影するモデルとしてふさわしい人物に塩田剛三を選んだことには意義があると思う。