とある女の子を10歳から教えてた。
級友からはイジメられ、担任からは支援級に行けと言われてた子。
彼女の母親は外国人で夜勤。多忙で彼女と接する時間が短く、彼女は長年、話し相手がいなかったそうだ。
精神遅滞があり、中2の時点で小4くらいの知能だった。
勉強は人の倍時間かかるけど、素直な子だったから、こっちも苦ではなく、工夫しながら教えてた。
高校受験時は、嫌がる母親を説得して、こちらが選んだ高校に進学してもらった。
卒業できなきゃ意味ないし、何より友達作って、学校生活を楽しんで欲しかったから。
あれから3年、先日「大学受かったよ!本当に嬉しい。ありがとう!」と報告貰った。
塾講師人生で初めて泣いてしまったわ。