住友生命保険が実施した「平成」を表す漢字一文字を問うアンケート調査で、
21%の人が「災」と答え、
2位の「変」(7.1%)に大差を付け首位となった。
8年前の東日本大震災や24年前に起きた地下鉄サリン事件など
自然災害や事件の記憶が色濃く残り、
平成は人々にとって、
困難の多い時代と映ったようだ。
 2位の「変」では、携帯電話の普及やIT技術の進歩、消費税導入など
生活面が大きく変化したとの見方が多かった。
 3位は「乱」で、バブル崩壊やリーマン・ショックのような
経済的混乱が理由に挙げられた。
5位以下にも「激」「難」「苦」「震」と
ネガティブな印象の漢字が続いた。
 一方、4位に元号にも含まれる「平」、
9位に「和」がランクイン。
日本が平成時代に戦争をしなかったことを反映したとみられるが、
全体を通じてプラスのイメージの漢字は少数だった。
 調査は2月上旬にインターネットを通じて実施。
20〜60代の男女1000人を対象に自由記入方式で行われた。