東進ハイスクールが組織ぐるみで著作権侵害 
バイト潜入させ河合・駿台・代ゼミの模試を入手、
違法に無許諾スキャンして利用――3社「ナガセから使用申請受けてない」
23:24 01/21 2017
http://www.mynewsjapan.com/reports/2304

 大手予備校「東進ハイスクール」(株式会社ナガセが運営)が、同業他社に対して、

組織的な著作権侵害の違法行為を行っていることがわかった。
同社で働いていた元従業員らの証言によれば、ナガセは大手3社
(河合塾、駿台予備校、代々木ゼミナール)の模擬試験にアルバイト従業員を潜入させ、
入手した問題用紙、解答・解説などを、毎年、無断でスキャンして保存。
内部資料からも、同社が少なくとも2010年度から16年度までの間、上記3社で実施された模試全体の7割程度を入手して複製し、
社内で回覧していたことが裏付けられた。内部資料では、複製の目的を「バッティングを防ぐため」などとしているが、
たとえ建前通りの目的でも、著作権者に許可なく複製すれば著作権法に抵触し、刑事罰の適用対象となる。
模試を複製された3社はいずれも「ナガセから使用申請は受けていない」と述べており、ナガセの無許可複製という違法行為は明白。
筆者の取材に対し、同社は一切の対応を拒否し説明できずにいる。