数学講師・小島敏久

私は小島先生の講義を受けたことがありません。以下に書かれていることは私が調べたことです。

小島先生は元・駿台講師で、駿台時代において、小島先生の講義は、確率漸化式の解法説明と二次曲線・ベクトル・空間図形の解説のすばらしさに定評があった。
特に図形問題の解説は駿台 (代ゼミではない) での受講生全員に非常な感銘を与えるものであったらしい。
小島先生の講義を受けた駿台生らは、小島先生は分かりやすい講義をすると言ってた。ただ、これは、受講生の総体的意見で、
中には「板書は最低限のことしか書かない」や「(数学の) 上位クラスの人には退屈に感じるかもしれない」といった声もあった。

小島先生は2000年前後あたりから代ゼミの教壇にも立たれた。
ただ話を聞いた限りだが、代ゼミでは大した人気講師になれなかったらしい。
少なくとも駿台ほどの人気は出なかったことは確かなようだ。その理由は、当時の代ゼミではもっとオリジナリティのある授業を求められたからであるとある受講生は言っていた。

小島先生はSEGの教壇歴もあり、受験数学界で現在伝説の参考書と呼ばれる『数学 闘う50題』(SEG出版) を当時著作していた (この本はシリーズもので94年度と95年度はなんと米谷達也との共著だった)。
この本は当時、『大学への数学 新数学演習』より難しい受験数学書があるとすれば、この本だろうと言われていた (後に新数学演習のほうが難しいと判明)。
ちなみに、『大学への数学』の執筆もしていた。

小島先生は、すでに代ゼミとSEGを辞められたが、駿台の教壇にはいまだに立っている。ただ、現在受け持っているコマ数は少ないようだ。


主な著作物
『お医者さんになろう医学部への数学』(駿台文庫)
『理系標準問題集』(駿台文庫)
『JUST100数学T・A・U・B・V・C問題集』(駿台文庫)
『小島の難関大突破新数学T・Aハイレベル演習』(栄光)
『小島の難関大突破新数学U・Bハイレベル演習』(栄光)
『闘う50題』(SEG)