昔の列車旅はよかったよ。今はヤレ個人情報云々とか、他人・知り合い関係ない犯罪が多くて相席者とは目も合わさない人が
多いけど時代の流れだから仕方がないのだろうな。昔は相席者に会釈くらいはしたけど寝台車に乗れば同じ屋根の下で
朝を迎えた連帯感で「おはようございます」って自然に挨拶するのが普通だったよ。

自分が行く目的地周辺の人が同じ寝台ボックス内に居ればお薦めの景勝地や美味しい店とかも聞けたし、相手も嫌な顔せず、
教えてくれたものだった。そういう車内での人と人との出会いが旅の楽しみにもなったし、昼間の列車とは違う出会いの
暖かさを感じさせてもらえたくれたが個室寝台車が増えた1988年からそのような出会いも少なくなり、楽しみは減ったわ。

個室は鍵もかかるからセキュリティー的には優れてるし、人と出会うのが煩わしいと感じる時にはいいし、個室内の照明を
落として明け方や朝まで車窓を眺めたり、イビキや歯軋りなど他人の騒音に悩ませられる事はないのが個室の良さだけど
自分は1人で北斗星のソロやロイヤルに乗ると2時間くらいはロビーカーかロビー室で過ごす事もあった。