【あさかぜ】20系固定編成客車スレ05【さくら】
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@Tamon0703
ピク誌の20系固定編成客車の号を読んでいて思ったのだが、カニ22って何のために造ったんだろうな。
電動発電機とディーゼル発電機の両方を積まなければならないのであれば、機材の初期導入費用も重量も明らかに不利なだけだと思うのだが。
電化区間でDGを動かすのがそんなに問題だったのかな。
@SEI_YASUMA
端的に申しますと、それだけ発電セットの信頼性が低く故障が多かったということです。
DGの場合乗務員を始終張り付けておかねば怖くて運転できませんでしたから。
20系のトラブルはほぼ電源車の発電セット停止に起因するものでしたから、直流電化区間だけでもその心配のまずないMGにしたい、
という当時の技術陣や運輸部門担当者の考えも無理からぬものがあります。
続きは↓のやりとりを参照
ttp://twitter.com/SEI_YASUMA/status/1332282618721619968
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) @SEI_YASUMA
DMF31Sに連なる国鉄制式機関で一応の信頼性が得られたのが、クランク軸受を船舶用大型機関並のトンネル型ころ軸受として制式機関の
業病であった同軸受破損を回避できるようになったDML61ZB以降の話なので、機関の信頼性がマシになったとしても、1960年代も終わりに
なってからの話なんですよ。
なお、20系客車が総数約480両で正規の電源車が38両、新造時点なら1編成に1両は含まれていた食堂車が36両という構成なんですが、
この時点で電源車は定期検査に関係無い故障対応のための予備が少なくとも2両はあったと判ります。
言い換えると、20系電源車は最低でも2両は余計に準備しておかないと危ない、と国鉄自身が判断する程度の、およそ安定には程遠い信頼性、
故障率であったのだとも言えます。
余談ですがカニ22 51、つまり日立製カニ22のトップナンバーは新造後まもなくMGを下して「マニ20・カニ21・カニ22共通の予備車」とされて
いますが、これもまた電源車3形式のどれが何時壊れるか知れたものではなく、そのままでは扱い辛いカニ22を予備車として急遽抽出した
状況の傍証となりましょう。
もし新造が間に合っていればカニ21を予備車としていた筈で、つまり次期予算での新製措置すら間に合わない/待てないほど切迫した状況に
あった訳です。
ttp://twitter.com/SEI_YASUMA/status/1332158539641495553
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