宮脇俊三氏が世に出てきた頃、「時刻表の鬼」と評されたのは、
宮脇氏と石野哲氏だった。だが石野氏は有名にならなかった。

種村氏の場合は、「鉄道に関する書き物で食べていこう」というものすごいことを考えた初めての人でした。
宮脇氏の場合は、最初の著作の「2万キロ」は「引退の花道」程度にしか考えていなかったのが、同世代のサラリーマン諸兄から人気を得たのが大きかった。
石野氏(JTB時刻表編集部)の場合は、若い頃にフリーになれば大成したかもしれないが、敢えてそれを選ばなかった。最終的には編集長までのぼりつめる。
松尾氏(RJ社編集部)の場合は、後フリーにはなったものの種村氏を超えることはできなかった。

・・・というところでしょうかね。