「どう見ても仮設」プレハブの新駅舎、心配する住民 8月に全焼、福岡の遠賀川駅


12/4(月) 10:57配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171204-00010007-nishinpc-soci

JR九州は8月30日に全焼し、臨時改札口で営業しているJR遠賀川駅(福岡県遠賀町)について、新駅舎を9日から供用する。
新駅舎は軽量鉄骨造(プレハブ)の平屋で、利用者の間からは「どう見ても仮設。正式な駅を造って」との声も上がる。
町は現在、駅周辺に交流拠点を設ける計画を策定中。プレハブでない駅舎建築に関し「JRと協議を進める」としている。

JR九州によると、新駅舎は燃えた旧駅舎と同じ位置に建設され、広さは66平方メートル。椅子を置いた待合スペースと自動改札を備える。
これまで通り駅員が常駐し、定期券購入も可能。臨時改札口は8日の営業終了後に撤去の予定で、
「利用者にご迷惑をかけた。以前のように活用してほしい」と同社。

 ただ、利用者の賛否は分かれる。芦屋町の高校3年の女子(18)は「寒さが厳しくなってきたので、風が避けられる駅舎は助かる」と歓迎。
一方、通勤のため最寄り駅の遠賀川駅を使うという鞍手町の会社員、笠原真一さん(50)は「建物が貧弱。入り口も狭くて混雑しそう」と心配する。

 全焼した旧駅舎は木造平屋(約400平方メートル)で1964年の建築。火災後、撤去された。
=2017/12/04付 西日本新聞朝刊=