旧客のトイレはもろ直管落しで枕木が見えた。
停車中は使用禁止だったが、強制する方法は無かったので、時折、駅のホームから紙切れの
ついた黄金の塊を見ることがあった。
走るホテル20系でも、薬液と混ぜて粉砕したのをバラまきながら走っていた。
初駅で青かったタンク式の水は、やがて緑がかった茶色の濁り水へと変わっていった。