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だな。清張作品「点と線」のこの当時は、あさかぜ号はEF58も客車も、焦げ茶の葡萄色が正解だな。この時代、あさかぜは機関車・客車とも茶色で写真が残っている。
同じ時代の名門特急「つばめ」号は有名な
青大将色のEF58が、おなじく青大将色の客車、最後尾が展望車の豪華編成を牽引していたのだな。それを茶色とすべきを、新旧2本とも青色で出演させるという大ポカ
の失敗をやっている。旧作である名作の方の1958年版でさえ、東京駅でロケをする際に、あさかぜ号発車の18時30分まで待ちきれずに、午前中の
「つばめ」号の青色客車を移す事で代用させてしまったのだな。月光仮面の監督でもあった小林恒夫さん以下も早いとこ切り上げて午前中に
帰りたかったものと思われる。その大事なシーンは、あさかぜ号で撮影してない。その映画に出たのは「つばめ」号だ。