急行料金のボッタクリ感というのは、実は時代にもよるんだよね。
昭和41年の料金で実は急行も準急も料金は同じ。
100キロまで100円、200キロまで200円、400キロまで300円、
1000キロまで400円、1000キロ超500円。
昭和44年の改訂で
100キロまで100円、200キロまで200円、201キロ超300円
つまり事実上の「値下げ」。このあたりでは、遜色急行に短区間の乗車なら
まあいっか・・・程度。国鉄運賃料金は諸物価からみて安いほうだった。
昭和49年の改訂
100キロまで200円、200キロまで300円、201キロ超400円
この頃あたりで100キロくらいだと急行利用を控える人が多少でてきた。
昭和51年の改訂
100キロまで300円、200キロまで400円、201キロ超500円
この頃になると地方の都市間輸送では、並行路線バスの利用が増えてくる。
普通列車は客レばかりで少ないわ。急行利用よりはバスのほうが安いわ・・となる。
昭和53年の改訂
100キロまで400円、200キロまで500円、201キロ700円。
急行「いなわしろ」の只見編成や会津田島編成クラスに乗務する車掌が、
乗務1回につき平均1人くらいは客からクレームをもらうようになる。
こんな列車で400円もとるのか!!と。
これ以降は「お察し」。