>>415
80系(旅客車)の木製床車は、2次形試作の東急製までの83両だけで、あとはすべて製造時からリノリウム貼りです。
これは、製造された1950年当時の車内写真などでも、明確に確認できます。
車号で言えば、木製床で新製されたのは、モハ80001〜80036、サロ85001〜85006、クハ86001〜86022、サハ87001〜87019。
うち、85001〜85004はサハ化、85005はさらにクハ化されたほか、85006は最終的に3扉化され、クハ77000になっています。
この中で、1970年代にアコモ改造を受けた車(クハ11両、モハ2両、サハ1両)に関しては、改良リノリウムのロンテックスに張り替えられました。
さらに、クハ77000も床はロンテックス化されたようです。

70系と80系とでは、準急以上の優等列車(有料)に使うか使わないかが歴然とした差になっており、そのあたりが反映されたのではないでしょうか?