ビュフェ車は、食堂車ほどの食事ではない、いわゆる軽食を供する車両であり、乗客への電話取り次ぎ場所であり、売店であり、車販基地。

35形の頃は、5号車と11号車の2カ所に分かれていて、東京寄り・新大阪寄りそれぞれにほぼ均等となるように連結されていた。
この5号車と11号車という配置、偶然なのか100系では車販基地が存在した位置でもある。

博多延長時に36形が27形と共に新製されたが、それまでビュフェ2両のところ、うち1両を食堂車に置き換えることにし、
かつ供食設備を有する車両を編成中央に連結することで、乗客が車内を必要以上に右往左往することを抑え、さらには
食堂・ビュフェ・車販担当者側にもメリットがあった。36形と37形の厨房部が隣接し、また27形の36形寄りには従業員用の
トイレや休憩室を設置したので、1両半の中で全て事足りることになった。