「銀河51〈81〉号」はよく利用したが、末期は前の車両満席、後ろの車両空車というのが常態化していた。
そこで、いつも最寄りの小田原から乗って、誰も乗っていない後ろの車両に移動してボックスにして寝ていたよ。
「団体が乗って来るかもしれませんよ」と車掌に言われたが、実際に深夜時間帯に団体の利用は一度もなかった。
しかしある日、いつものように後ろの誰も乗っていない車両に移動していたら、検札に来た車掌に席に戻れと強要された。
「乗って来たら戻る」と言っても、頑として戻れと言う車掌と怒鳴り合いになった。
決まった席に座れというのは確かにルールだが、こういうアンバランスな状態を不自然と思わないで、
自分たちは最後方でボックスにして寛いでいる姿にキレた。
帰宅後、受け持ちの大阪車掌区に、その件と乗客を“テメエ呼ばわり”した車掌を抗議したら、
後日車掌区長自ら、陳謝の電話があった。
そんな事があってから、その後は使わなくなった。列車自体も、徐々に短くなり、程なく消えてしまった。