>>348
高圧電流に可燃車体という構造上の問題で
電車の出火事故は桜木町事件以前にも普通にあったが、
桜木町事件で死者が最大多数になったのは明らかにモハ63の窓構造固有の問題。
直ちに窓構造が抜本改良されていることも国鉄自身がそれを深刻に認識していたから。

ではモハ63以前の電車(ガソリンカーとかは含まない)でこれほどの人を殺し、大規模な緊急抜本対策をした形式はあるか?
モハ63が戦後のの大量輸送に貢献し通勤型車両の雛形になったのは事実だが、
史上最悪の欠陥による大事故を起こしたということ一点だけで、欠陥車として評価すべきものは無い。
反面教師としての材料にはなるが。
大量輸送機関の根本は第一に安全性である。

それが蔑ろというか省みられず設計されたという点で交通の道具や装置としては失格。
何度も言うが戦時設計や戦時中に作られたというのは免罪符にはならない。