新宿線が無慈悲過ぎるように見えるが、ちゃんと明確な事情があるから仕方ない。

10-310〜360Fの先頭車は、車体部分こそ10-370〜480Fの先頭車とほぼ同一だったが、機器は10-250〜280Fと共通のものであった。
(ドアエンジン・ドアチャイム・自動放送も10-250〜280F仕様)
よって、当初より中間車が老朽化した際に先頭車だけ残して中間車を新造することなどはせず、編成ごと廃車する前提だったが、
それが故障頻発を機に廃車が前倒しになったと思われる。
(後述する10-250〜280Fの件から、何れにしろ廃車は前倒しになっていたと予想)

あと、10-250〜280Fの廃車繰上げはホームドア設置のため。
都営では三田線でもホームドア設置の際に従来車の改造では改造費が新車並みということで、6300形に置き換えられた前例があり、
おそらく10-000形も同様な理由で全廃となったと思われる。

また、10-370〜440Fまで廃車の噂が出ているのは、完全10両化が理由と思われる。
中間車2両を新造して組み込めば良いはずだが、都営の場合車齢差の大きい編成は、先述の10-310〜360F故障頻発で懲りたために、
編成ごと10連の新車に置き換えてしまった方が得策と判断されたと思われる。