まだ18きっぷのなかった時代、「西鹿児島→稚内:経由別紙」と書かれた乗車券がある。
鈍行で沖縄県以外の全県庁所在地を通り、全て夜行で17日間かけて旅した時に使ったきっぷだ。
そのきっぷを頼んだ東京駅のJTB支店の社内便箋にびっしり経由が書かれていた。
今は亡き仁堀航路があったおかげで四国も一筆書きで回れた。

その後も時々こういうややこしいきっぷは作ってもらったけれど、マルス発券が基本になってからは、
経由入力が16箇所だかに制限されていたり、第三セクターが2路線以上入ると(JRとの連絡運輸可能線区なのに)
発券不能になったりして(現在は改善されているのかもしれないが)、面倒になったから今はやっていない。