お言葉に甘えて、先日のメモを書いてみます。聞き損ねて間違いがあったらすみません。

●鉛玉と紙紐で封緘する道具があり、一番給料の少ない下っ端がその封緘準備をしていた。
紙紐(把捉紐)を決まった長さに切り、紐の先に穴の開いた鉛玉を通して紐を結んで玉を作り、鉛玉が抜けないようにする。それを沢山作って束ねておく。
封緘する時は紐をぐるぐる回してくくり、鉛玉をペンチのような道具で潰す。
潰すと「熊本鉄道郵便局」の文字が鉛玉にくっきり刻印される。鉛玉は再利用する。封を開けたら紐からはずして回収する。溶かしてまた鉛玉にして次の封緘に使う。

●郵袋には甲と乙とあって、甲が大きくて乙が小さい、並甲とか並乙とか言っていた。赤が現金書留の郵袋、白が速達の郵袋、航空郵袋は(薄い青?)薄くて生地のいいもので軽量化してあった。