自分が少年時代の頃、SLブームが始まり、自分もあちこち出かけるようになった。
今みたいに詳しい情報が即座に分かる時代ではなかったので、まずは撮影に行く近辺のダイヤとか、
そういう情報を集めるのによく機関区に問い合わせをしたもんだ。ついでに撮影許可のお願いも入れて。
その当時は多くの機関区で事前に伝えておけば快く許可してくれた。
特に九州の各管理局、機関区は親切だったね。頼みもしないのに本物のダイヤグラムを返信に同封してくれたり、
訪れた際は手の空く範囲で協力やサービスもしてくれた。都会では見ることのできなかったC55やC57なんかを
実際に触ることができた感動は忘れないね。
まあ、中には返信用に入れた封筒の中身にたった一枚、「残念ですが業務多忙のためお受けできません」という
紙切れ一枚よこしただけの○野鉄道管理局とかもありましたけどね(笑)。
一般的には諸般の事情で撮影が許可できなくても、資料になりそうなものとか、丁寧なメッセージが添えられて
いたもんですが、ここだけは…。