NUROが採用しているG-PONの場合、光ファイバーの利用周波数帯は
上りは1260〜1360nm、下り(OLT→ONU)は1480〜1500nmが割り当てられて
いて、WDMによって周波数を分けられているので、問題無く各帯域が確保
される仕様になっています。
これはダークファイバーの使い方の問題なので、戸建てやマンションタイプなど
のタイプによる違いはありません。

具体的には下りに関してはS-bandのWDM Muxが用いられ、
LD 1482nm、1487nm、1492nm、1497nmに分割されます。
これがMZ Modulatorを通じて1490nm CWDM filterを通じて
ダークファイバーの中を通り、相互干渉の無い多周波通信を
可能にしています。

このためダークファイバーとしての帯域は10Gbpsスイッチを
用いた場合でも実質40Gbpsとなり、仮に最大分岐数である
32分岐になった場合でも、ONU辺り1Gbps以上の帯域は常に
確保されている状態となります。