>>796
違うサービスということ自体はそれで正解、
ただしなんで利用できなかったのかという部分についてはバッファローの実装がおかしく、バグと言っていいように思う。

使えなかった理由は「散らばってるIPv6オプション用のIPv4アドレスを上手く拾えるFWじゃなかった」という問題ではない。
v6プラスの MAP は、JPNE が公開している資料で draft-ietf-softwire-map とされており、
それに従うと PSID length = o - p = (EA-bits length) - (IPv4 suffix bits)
= (EA-bits length) - (32 - (IPv4 prefix length))
となる。
一方、IPv6オプション対応を謳っていなかった頃のバッファロールーターは
PSID length
= (EA-bits length) - (IPv4 prefix length)
という計算をしていた。
見比べると「32 - (IPv4 prefix length)」と「(IPv4 prefix length)」とが食い違っている、
すると、(IPv4 prefix length) が 16 の場合であればどちらでも答が同じになって利用できるが、それ以外の値の場合には答が違ってしまうので利用できない。

v6プラスの仕様は一般には公開されていないので、 (IPv4 prefix length) の値が仕様上どう規定されているのかは不明だけども、
もし 16 で固定だと規定されているのだと仮定すれば 32 - 16 は 16 で固定することになる。
そうではなく、16 以外の値も取り得ると規定されていると仮定するのであれば、16 以外の場合でも draft-ietf-softwire-map と同じ答えにならないとおかしい。
どちらの仮定をしてもバッファローの実装は JPNE の v6プラスとは食い違っていておかしい。
さらに別の仮定をしたとしても、バッファローの実装を正当化するのはなかなか無理がある。

その食い違いの結果、実際のサービスに対して何が起こったのかというと
現状の v6プラスでは (IPv4 prefix length) はどの地域でも 16 なので使えるのに対し、BIGLOBE では 16 の地域とそうでない地域があったので利用できたりできなかったりしたという、それが判明するまでは意味不明だった症状となって現れたということになる。