MVNO寸評 2017年10月7日

キャリアの純増が落ち込んだのは前婆総務大臣が端末0円、基本キャッシュバック禁止により
その分、MVNOが増えると豪語していたがMVNOも安かろう悪かろうイメージで純増が鈍化
MVNO事業者にとっても利用者にとっても先は暗い。
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ドコモMVNO卸回線帯域の接続料金(仕入原価)が3年連続で前年度を下回る僅かな値下げによる頭打ちで
MVNO各社もサービス向上の原資が下がらないため利益が出しにくい体質は負のスパイラルとなり通信品質が
改善できずMVNOの格安SIMは安かろう悪かろうの代名詞として浸透しつつあり、MVNO純増は鈍化している中、
キャリアの大容量プラン大幅値下げと低価格プラン提供でキャリア回帰が進みMVNOからキャリアへ戻るケース
散見され、特にMVNOとは比較にならないキャリア品質の全時間帯40Mbpsの速度とMVNO並の低価格を武器に
キャリアのサブブランド(Y!mobileなど)のキャリア格安SIMへのMNPが急激に増えて客が流れており、現在トレンドの
流れは止まらずMVNOは今後、より一層淘汰されや破綻、撤退、身売りが予想され先は暗いMVNOであるが、これも
すべて総務省主導で大幅に接続料を値下げしてMVNOの促進を図ると息巻いてた前婆総務大臣の舌先三寸が
大きな要因である。業界では現在、唯一MVNOで適正利益を出している事業者はau(KDDI)の連結子会社であり
実体がMVNOとは言えないUQモバイルを除くとMVNOでは健全経営のIIJのみと言われており、低速/高速無制限を
謳うMVNOは人気があるが、その背景には接続料負担が大きくのしかかり大赤字垂れ流しの図式で、他部門からの
資金補填や親会社からの資金援助などによる綱渡りの負のスパイラルで体力の消耗戦となっているのが実体である。

※過去に上記で予想した通りの事態が発生

続く