下妻さんが亡くなったのが転機だった。統合時、副社長序列では本部さん、小塚さんが序列1、2位だったけど、あっという間にクビ。友野さん一人では戦えるはずもない。技術系だと殿様と慕われた人格者の柳川さんが日新をたたむどぶ板仕事任されて、薄板で経営企画部長も担当した高橋さんもいなくなった。事務屋にはあまり詳しくないけど、西浦さんがいなくなった時点でもう勝負あったのでは。事務系の人たちからは、当時「事務やだと人事の小塚さん、企画・経理の瀧井さんのあとは、きっと西浦さん」と聞いていたけど。神戸製鋼ですら単独で生き残っているのにね。でも、日鉄と合併して逆に評価されて上に上がっている”極一部の人”もいるので、何が良いかはわからない。現に会社は過去最高益を上げているし、この統合は世の中的には大成功何だと思う。ただ、辞めていった人たちとも時々飲むけど、今の日鉄よりも小さな会社に行った人も、みんなが”楽しそう”なのが、うらやましく思うことがある。いや、きっとみんな苦労をしていて、大変なんだろうけど。そういう意味では、住金に惚れて入って、残っても、辞めても、まあ、入口良い会社に入れたのかなと思っている。