70年代のアメリカの自動車工場でここまで抵抗してんだから、もっと残酷な働き方させられてる日本の労働者もここまでやったらええんちゃうかな?
鎌田慧「自動車絶望工場」のP.92より抜粋。


昨年の終わりごろから、ローズタウンの工場(GM)では、仕事の非人間性に怒りをぶつけたサボタージュが目立ってきた。
流れるコンベアをほったらかして、プイと出て行ったまま帰ってこない。
ちゃんと組立てられているべきエンジンがバラバラの部品のまま板に乗ってまわってきたりする。
完成車の窓ガラスが打ちくだかれ、座席のシートはナイフでひきさかれ、ダッシュボードはハンマーで粉みじんになっている。
そのたびにコンベアを止め、不完全車を修理部門に戻す。
作業能率の日に二分の一に落ちた・・・・・