今野晴貴 雇用・労働政策研究者。
「円満退職」で大損する? 知っておきたい労働制度の知識(今野晴貴) - Y!ニュース

http://news.yahoo.co.jp/byline/konnoharuki/20171109-00077917/

 インターネットの転職サイトや労務関係のサイトは、「円満退社」を勧める記述で溢れている。
これだけ当たり前に書かれていると、もはや円満退社は「転職の常識」とさえいえるだろう。

 実際に、私が代表を務めるPOSSEには、「辞め方を教えてほしい」という相談が数多く寄せられる。
その中に、「円満退職」について書かれた転職サイトなどを見て、「円満退職」にした方がいいのか、と尋ねられる相談者も多いのだ。

 しかし、ネット上でしきりに薦められている「円満退職」の方法に従うと、大損する可能性が高い。
実は、失業保険給付が受けられない、未払残業代をあきらめるなど、法的に不利益になるような「アドバイス」が平然と書かれているのだ。

 そこで今回は、転職サイトなどで紹介される「円満退職」の問題点を解説し、損をしない辞め方を解説しよう。

辞める前に専門家に相談し、損しない辞め方をしよう
以上のように、なるべくなら「円満退社」をした方が良いと思われている一方で、
無理に「円満」にすることで、労働者側の法的権利を損なうケースも多々存在する。

どのように対応すべきかはケースバイケースの部分もあるが、違法行為などが原因で退職を考える場合には、
まずは専門家に相談してみることをお勧めしたい。

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