ああ、小学三年生から高校一年生まで八年もの間オレを苦しめてきた習字・書道の授業。
誰一人として左手で書いて良いですよ、と言った教師はいない。
筆は嫌いだ、彼女もチクチクして痛いと言うし。使い物にならん。
おかげで、筆の楽しさを堪能できなかった。