京阪電車の2階建て車両で、階段下の補助席に座っていた
大阪府の30代女性が、階段上から転落した男性客とぶつかって
体にまひが残る重傷を負ったとして、京阪電鉄と男性に治療費や慰謝料など
計約2億4千万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁(長谷部幸弥裁判長)に
起こしたことが6日、分かった
同日開かれた第1回口頭弁論で、同社と男性は請求棄却を求めた

訴状によると、女性は昨年2月24日夜、京阪電車の2階建て車両
(ダブルデッカー車両)の階段下にある補助席に座っていたが、走行中、
酒に酔っていた男性が階段上から転落し、女性の頭にぶつかった

女性は頸椎(けいつい)骨折などで約半年間入院
左半身を中心にまひなどの後遺症で生活に支障が出ているうえ、
外出には電動車いすが必要となった
会社も退職を余儀なくされたという

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