>>629
脳卒中(脳出血や脳梗塞、くも膜下出血)や、交通事故等で外部から脳に衝撃が加わって脳を損傷したりした結果、脳の器質的変化が生じて、障害を負うのが「高次脳機能障害」だよ。

わかりやすく言うと、脳の一部が怪我・損傷・それに合わせて脳の血流が変わる…などで、脳の機能が部分的に欠損することで、思考や言語、身体の機能、そして性格が変わってしまう障害のこと。

脳細胞は死んだら絶対に復活しないからね。
(ただ、生きてる他の脳が補うように機能していくことは多々ある)

障害の分類としては、身体的障害や知的障害と比べると「精神障害」に近いので、便宜的に精神障害者に分類されてるだけ。でも統合失調症とかADHDとは明らかに異なる。

脳が物理的に損傷を受けてない限り(そしてこれはCTやMRIで明確にわかる)、高次脳機能障害とは診断されない。「脳に怪我を負ったかどうか」が判断基準のひとつ。

高次脳機能障害を負った人がどうなるかは本当に人それぞれで、表面的にはADHDや他の精神疾患と同じように見えることがあるから、そこだけ見て「自分も高次脳機能障害かも…」と考える人は、根本的に勘違いしてる。

「脳卒中や事故などで脳の一部が欠損した、脳の一部が死んでしまったかどうか」が、高次脳機能障害の判断基準。

(あとモヤモヤ病とかで脳出血する場合とかもある)