知的障害者の運転免許取得を支援しようと、自動車学校入校前に学科講習を行う特別講座の開講式が20日、
山口市朝田の山口総合支援学校であった。同校と山大付属特別支援学校(同市)の高等部3年生12人が受講し、
自動車学校での免許取得を目指す。

知的障害者の就職支援の一環で、県労働者福祉協議会(須之内良夫会長)が3年前から実施。
健常者に比べ学科試験でのハンディが大きい知的障害者に、自動車学校の教官が学科講習を行い、
合格可能かどうかを模擬試験で判定する。受講にかかる費用は全額、同協議会が負担。
10〜11月、12〜1月の2組に分け、各10回、放課後に講座を開く。

開講式で、講座を担当する湯田自動車学校(同市)の村上博臣校長が「ぜひ免許を取得して、
社会活動の選択の幅を広げてほしい」と激励。受講生代表の今津翼さん(山口総合支援学校)が
「初めての勉強で不安もありますが、一生懸命取り組みたい」と決意表明した。【諌山耕】

〔山口版〕毎日新聞 2009年10月22日 地方版
知的障害者:運転免許取得目指して 支援学校生に特別講座開講−−山口 /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20091022ddlk35040422000c.html