会いたい聞きたい:銀河カレッジ施設長・梅田伊津子さん /熊本
 ◇「外部社会との交流を」−−梅田伊津子さん(63)
 知的障害がある人の就職が進まない。コミュニケーションが苦手で、周囲に理解されにくいことが背景にあるという。
知的障害者の親で、宇土市築籠(ついごめ)町の就労支援施設「支援センター銀河カレッジ」で施設長を務める梅田伊津子さん(63)に、
施設の活動と知的障害者を取り巻く現状を聞いた。【遠山和宏】

 −−どのような施設ですか。

 ◆知的障害のある約25人がお菓子作りや農作業、アート活動などをする作業所です。

−−知的障害のある人を取り巻く環境は変わりましたか。

 ◆まだまだ厳しいです。先日、羽田空港から飛行機に乗った時、娘がシートベルトを付けるのを嫌がりました。
私が上から抑えていたので問題はないと思うのですが、しっかり締めずに声を出していたこともあってか
「シートベルトをしていない人を乗せることはできない」と、降ろされました。別の便に乗って帰りました。

 −−どうしてなかなか環境が改善されないのでしょう。

 ◆知的障害のある人と接した経験が少ないからだと思います。もっと外部社会との交流を増やせれば、一般の人たちの理解も進むと思います。
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20080824ddlk43040245000c.html
※ちなみに乱気流に巻き込まれて唯一シートベルトをしてなかった客室乗務員が死亡したケースもあります