先天性橈尺骨癒合症と診断されました。20歳の看護学生です。
周りの人と何かが違う、何かが不便。そう思いながら過ごしてきました。
ピアノも習っていました。弾く様は何か不自然で自分でも弾きにくさは感じていました。
しかし弾けないことはなくて、逆に上手いと先生にも友達にも言われていたので
自分の腕にコンプレックスを持つほどでもありませんでした。
両親も特に気にするわけでもなく、母子手帳にも特記事項はありませんでした。
他の人とは何かが違う腕で18年間生きてきました。

そんな私も高校卒業後は看護学校に進学しました。
看護技術を習得していくうえで、初めてこの腕でのやりにくさを痛感しました。
体位変換、寝衣交換、沐浴など、教科書や先生の指導通りにはできませんでした。
学校の先生に相談し、整形の授業後にドクターに診てもらいました。
そこで初めて自分が先天性橈尺骨癒合症だということを知りました。
ドクターからは、この腕では看護師にはなれないと言われました。

手術もあると言われましたが、今さら手術なんて・・・。
この腕で18年間生きてこれたわけだし。

今は普通に看護学生続けてます。
看護師を諦めるつもりないです。

私なりのやり方で、
私にしかできない看護をしていきたいです。
教科書や他のひととはやり方が違うかもしれません。
だけど今、自分にできる方法で患者さんに快を与えることができる看護を
実習を通して探求している最中です。