うつ伏せの女の頭を床のタイルに押さえつけながら、持っていたガムテープを取り出しました。
女の背中に乗り、口元にガムテープを何枚も張り付け、両手を後ろ手にしてガムテープを巻きました。
「んっんっんっ!んー!んー!」
女を仰向けにすると、美味しそうな生足がはっきりと見えました。
いつもは夜間の野外がほとんどなので、明るい所は新鮮に感じました。
俺は一度、慎重に扉を開けて外に出て、女の傘を拾い上げました。
再び身障者用のトイレに入ると、床に落ちていた女のスマホが鳴りました。
女は口も両手の自由も奪われているのにも関わらず、上体を起こそうとしながらスマホを見つめていました。
スマホを拾って画面を見ると「岩田くん」と出ていました。
もちろんそのまま電源を切りました。