介護職員の高齢者虐待、5年で3倍超に…厚労省

厚生労働省は26日、2017年度の高齢者への虐待件数を発表した。
介護職員による虐待が前年度比12・8%増の510件、家庭内での虐待は4・2%増の1万7078件となり、いずれも過去最高を更新した。

介護職員による虐待は12年度(155件)からの5年間で約3・3倍になった。

虐待による死亡事例は、家庭内で28件あったが、介護職員によるものの報告はなかった。

調査は高齢者虐待防止法に基づき、全国の市町村や都道府県での高齢者に対する虐待への対応状況をまとめた。
件数には、暴力や拘束などの身体的虐待や、暴言を吐くといった心理的虐待などが含まれる。

2019/03/26 15:43
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190326-OYT1T50210/