生の対義語は死である。
では、性の対義語はなんであろうか。
「性」とは本来、「生涯変わらないもの」の意味だったのである。
となると、生涯が終わる瞬間、つまり、「死に」=「死ぬという行為」が性の対義語なのであることは納得が頂けるであろう。
つまり、広義には、「死に」も性行為なのである。
死にとは、人間が一度だけ経験することの許される性行為であり、これには最上級の快感が伴うのである。
これは当然なのである。