狭く企業内の視点で見れば
派遣労働者の採用は企業の雇用コストを下げて、正社員の給与水準を維持するのに役立つように見える。
が、しかし、広く社会の労働需要に対する労働供給の視点で見れば、実態は同質の重要に対して競合関係になってしまう。
つまり、派遣労働者の低報酬に正社員の報酬が引っ張られ低水準に向かうことになる。
失われた20年の経済低迷と言うこともあるけど、それだからこそ、その中にあって諸に競合関係ゆえに給与が縮小していった。

更に、現在の人手不足で非正規労働報酬も高めの支払いを余儀なくされるとなると、その原資は正社員に向かうべきものが削られかねないことにもなるであろう。
正社員が無傷であったことはないのだ。