「真知宇の箱舟(方舟)」

神は、人々の中で正しく、かつ全き人、真知宇先生>>1に言われた、

「わたしは、全ての人を絶やそうと決心した。彼らは地を暴虐で満たしたから、わたしは彼らを地とともに滅ぼそう。

あなたは、糸杉の木で箱舟を造り、箱舟の中に部屋を設け、アスファルトでその内と外を塗りなさい。

箱舟の、長さは300キュビト(133.5m)、幅は50キュビト(22.2m)、高さは30キュビト(13.3m)とし、

箱舟に屋根を造り、上へ1キュビトにそれを仕上げ、また箱舟の戸口をその横に設けて、1階と2階と3階のある箱舟を造りなさい。

わたしは地上に洪水を送って、命の息のある肉なるものを、みな天の下から滅ぼし去る。地にあるものは、みな死に絶えるであろう。

ただし、わたしはあなたと契約を結ぼう。あなたは子らと、妻と、子らの妻たちと共に箱舟に入りなさい。

また全ての生き物の中から、それぞれ二つずつを箱舟に入れて、あなたと共にその命を保たせなさい。それらは雄と雌とでなければならない。」

七日の後、洪水が地に起った。大いなる淵の源は、ことごとく破れ、天の窓が開けて、雨は四十日四十夜、地に降り注いだ。

四十日たって、真知宇先生>>1は箱舟の窓を開いてカラスを放ったところ、あちらこちらへ飛びまわった。水がまだ全地のおもてにあったからである。

それから七日待って再びハトを箱舟から放った。ハトは夕方になって真知宇先生>>1の元に帰ってきた。

見ると ハトのくちばしには、オリーブの若葉があった。真知宇先生>>1は地から水が引いたのを知った。


        聖書   創世記  第6〜第7章