>>362
ブルガリアのマリアペトロバまでがそれまでの芸術的な新体操の最後の時代かな。
93〜95年頃のペトロバの演技は芸術性と技術の融合がとても素敵。
でもちょうどその頃ウクライナのセレブリアンスカヤやビトリチェンコ(彼女は柔軟性というより非常にテクニカルで正確な演技)、
ロシアのヤナバテリシナやザリポバ(今マムーンのコーチ)が出てきて、
一気に身体難度の高難度化が始まったのが分かる。
それが顕著に結果として現れたのが96年のアトランタオリンピック。
特にバテリシナ、ザリポバの柔軟性はあの当時は充分衝撃的だった。
その時更に驚異の柔軟性でロシアジュニア一番手で出てきたのがカバエバ。
あぁ、新体操はこれからこの流れになっていくのかなと思っていたら98年のシニアデビュー15歳でいきなり世界選手権優勝で柔軟性重視の流れが決定的になったのがわかる。
勝たせたい選手にルールを合わせていくのが新体操だから。
92年、96年、2000年とオリンピック観ていくとたった二大会で別物の競技になったのがよく分かってこの時代の流れは凄く興味深い。
その後は高難度&難度の数が異常に多くて特にユニット難度が多すぎて止まってることがどんどん多くなる。
2009年〜少しだけ変わってきて、2013年の大幅なルール改正(特にダンスステップとマステリーの導入)でとてもバランスの良いルールになったと個人的には思う。
でも一度物凄く機械的なルールになってしまったせいで芸術的な演技を作れる指導者が減ってしまったようにも感じる。